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開発現場からとっておきの話 Vol.9 テーマ 番外編 太陽光発電のトラブル対応

トラブルへの即時対応を実現する4つの強み

今回は、自然災害による故障などへのトラブル対応を通じ、いかに早く対処してお客様の機会損失を最小限にするかという当社の考え方と、それを実現するための4つの強みについて報告します。

8月3日の夕方6時ごろ、栃木県内では大気の状態が不安定化し、落雷を伴う大雨が降り、各地で停電が発生しました。当社は関東を中心に栃木県内でも太陽光発電所を数ヶ所自社保有し、お客様にも分譲していますが、今回の落雷で全物件に異常が発生してしまいました。

当社のシステムはパワコンごとに異常を検知すると、自動でそれらを知らせるメールが届きます。当日は非常に多くの異常発生メールが届きました。たとえばソーラーオーナーズの「都賀Ⅰ」は停電してパワコンが停止。「都賀Ⅱ」は、パワコンは動いていたが通信システムに故障が発生した、といった具合です。

そうした異常の状況と、通信ユニット交換、パワコンの更新といった細かな対応方法を即座に整理し、3日以内にすべて復旧しました。

その中で、当社独自のノウハウを活かすことができました。当社には「とにかく発電量を上ブレさせたい」という営業理念と「お客様にお詫びをするような状況を絶対につくらない」という営業方針があり、監視の目を強化し続けた結果、トラブルへの即時対応が可能になりました。

点検も早くできるシステム設計にしています。たとえば架台を高さ500ミリで作ると、接続箱の点検時などはわざわざ下にもぐらなければなりません。しかし、当社製品は1500ミリなので、立ったまま下からサッと写真を撮れますし、部品交換も手早くできます。

パワコンも自分の背より低いところにあると中腰で作業しなければなりませんが、当社製品は少し高いところに設置しており、点検が楽です。また、ぎちぎちにパネルを設置せず、間に通路を設けるなど少し余裕を持たせています。

このように、最初からメンテナンスのことまで考えてシステム設計しているのが、当社の1つ目の強みです。

どんな時でもすぐに連絡投資のストレスを与えない

今回の大雨で特に被害が大きかったのが、佐野市の低圧49区画の物件です。区画17には192枚のパネルが配置されていますが、そのうち目視だけで20枚以上のパネルが故障していました。

ここはたまたま当社グループ会社のプロメディア所有区画だから良かったのですが、実はナンバー17近辺にも故障の疑いがある区画があり、1区画だけお客様の物件がありました。そこで真っ先に、当社物件の壊れていないパネルを外してお客様のパネルと交換しようという指示がありました。

結局、そこは何の異常もなく無事でしたが、「お客様の機会損失をとにかく減らしたい」という企業姿勢と実際に対応できるということが、当社の2つ目の強みです。

また、ここはパワコンがまるまる故障した区画がありました。そこで11月連系予定の栃木市皆川城内町の物件にあるパワコンと交換しました。こうした発想ができるのも、当社が営業エリアを関東だけに絞っているからです。これが3つ目の強みです。

当社がこれだけトラブル対応にこだわるのは、「お客様に精神的ストレスを与えたくない」という考えのもと、お客様と同じ投資目線で取り組んでいるからです。これが4つ目の強みです。

たとえばマンションやアパート経営なら、空室リスクや修繕リスクが必ずあります。これが不動産における投資のストレスで、太陽光発電も実は同じです。草刈りをきちんとしているか、落雷で壊れないか。お客様は常にそうしたリスクにさらされますが、当社はお客様にそんなストレスを与えたくありません。

また、長野県の浅間山が噴火した時、異常はありませんでしたが、近郊にソーラーを持つお客様には緊急メールを一斉配信しました。あのような大々的なニュースが出ると、お客様は「自分の発電所は大丈夫か」と心配されます。

しかし、いちいち当社に連絡するのは面倒です。とはいえ、連絡しなければモヤモヤは残ります。

それを当社が先回りし、最初に地主の方と連絡を取り、その後に社員が念のため現地に行き確認してから、無事のメールをすぐに配信します。そうすることで、お客様のストレスを軽減し、安心して当社にお任せいただけるように努めています。

8月3日の気象状況

栃木県内ではこの日、大気の状態が非常に不安定になり、夕方から夜にかけて県南や県央を中心に激しい雨や雷の荒天となった。とくに佐野市内の1時間降水量は76.5ミリを記録し、8月の観測史上最大を更新。田沼町、葛生東1丁目などの住宅計6件から、床上浸水や床下浸水の通報があった。鹿沼市では県内広域水害で土砂崩れがあった日吉町の59世帯118人に避難準備情報を発令し、2カ所に避難所を設けた。道路の冠水も見られた。大田原、那須塩原、栃木3市の計約1300世帯が一時停電した。

8月3日のトラブルへの対応

8月3日 18時過ぎに発生した栃木県での落雷・停電による被害および復旧状況の一部抜粋

小山
今回の報告者
株式会社アドバンス
営業課長 小山