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開発現場からとっておきの話 月報より Vol.2 発電量の推定値は90%と控えめでも、実際は120%、サプライズが誠意の証です

分譲型ソーラーを購入する際に大きな判断材料となるのが発電量でしょう。この発電量は年間を通じた日射強度から、外気温や経年劣化に伴う発電量のロスも鑑みて算出されたNEDOのデータを基にしています。ただNEDOのデータは控えめに算出されており、年間を通した場合、電力量は約10%上回るように計算されています。データをそのまま使用しても推定値を上回るような数値設定がなされているのです。

アドバンスでは、経年劣化を1.3%で計算。実際には0.6%以上の経年劣化が出た場合はメーカー保証でパネルの交換が約束されているので、ありえない数値ではありますが、それだけシビアに計算してもお約束したリターンを出すことを目標にしています。もう一点、発電量を考えたときに気にしないといけないのが天候…特に雪です。群馬県の沼田では雪が降りますので、NEDOの発電量数値から、さらにコンサバティブに計上、沼田では推定値を90%に設定しています。どこよりもシビアに計算をして、それでも年間を通して120%の発電量をあげる。これがアドバンスの目標です。たとえご提案する発電量の見込みが他社より少なくなっても、結果で信頼をいただくことに注力する。お客様と誠実に20年間のお付き合いをさせていただきたいからです。分譲ソーラーの歴史は浅いですが、だからこそお客様とのお約束は守って当たり前だと思うのです。その上で、サプライズを起こして喜んでいただきたい。妥協なき独自の試算方法で、安心してご契約いただける体制を整えています。

【49.92kw】ソーラーオーナーズ石岡 推定売電収入と実績売電収入の比較(初年度)【37.8円】

ソーラーオーナーズ石岡の初年度(6ヶ月)の実績を表とグラフにしたもの。すべての月で、推定売電収入(②)を実績売電収入(①)が上回る結果となった。

太陽光パネル

発電量は控えめに計算をしているものの、実績としては1年間を通して平均約3ヶ月分の利回りが出ている。

これは先日(1月10日)に決定したことなのですが、造成も無事に終わり昨年10月末の段階で既に完売しておりました「ソーラーオーナーズ 沼田Ⅱ」の稼働を取り止める決定をさせていただきました。まずは、この場をお借りしましてご契約いただきましたお客様、ご関係各社の皆様、そして読者の皆様へお詫びを申し上げます。

「沼田Ⅱ」は徹底したリサーチを踏まえた上で設置場所を決定し、20年間安心して担保できる造成を目指してまいりましたが、最終段階となってからも僅かな不安要素を取り除くことができず、やむを得ずの判断となりました。

設置をしたのは、小さな山を切り拓いた日当たりの良いエリアでした。しかし、土を盛って整地された土地であるために、土砂崩れの恐れをぬぐい去ることができなかったのです。もちろんパイルで補強もするつもりでした。強度もしっかりしています。しかしながら、近年の異常気象によるゲリラ豪雨の可能性や、想定外の強風などが起きたとき、また、それらが発生する可能性が大きくなっていることを鑑みた時に、盛り土の強度を甘く見ることができなかったのです。

もちろん条件はクリアしていますし、造成を進めてもおそらく20年問題なかったかもしれません。ただ、もし想定外の事態が起きたとき、わずか数パーセントでも安心安全を担保できますと言い切れないのであれば、アドバンスは、胸を張って販売することができません。実は「沼田Ⅱ」の造成には5000万円の予算がかかっています。それでも不安材料があれば、やらないという決定が出せるのは、アドバンスが何よりもお客様との信頼関係を大切に思っているからです。

このたび、ご契約いただいたお客様お一人おひとりの元にお伺いして事の顛末をご説明させていただきました。結果、すべてのお客様がキャンセルされるどころか他のソーラーオーナーズでのご契約を了承いただく方ばかりでした。これもひとえに器が大きく、粋なお客様のおかげです。そして、アドバンスはお客様とこんなにもしっかりと信頼関係を築けていることを改めて痛感しました。重ねてとなりますが、お詫びをさせていただくとともに、心より感謝の念をお伝えさせていただきます。

撤退することになった「沼田Ⅱ」

撤退することになった「沼田Ⅱ」。お客様との20年のお付き合いを大切にしたいからこそ安心で安全にこだわります。

尾高智明
今回の報告者
尾高智明
主に管理業務と土地開発業務を担当しています。茨城県笠間市の農地転用、千葉県香取市の林地開発と行政への申請関係に手こずる今日この頃です。1週間のほとんどを役所に入り浸り過ごしています。お固い方が多く交渉も大変ですが、持ち前の明るさで今日も元気に対応中です!